文化創造・発信事業助成
『心に残る・未来に残したい記憶「佃島・月島百景」~第2集~』
団体名 |
一般社団法人 和のたしな美塾
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概要 |
月島の方々へのインタビューも行いつつ、佃島の方々へのインタビューに重点を置いていく。佃の魅力の再発見などで、新しいバージョンの 「月島路地マップ」がより完成度の高いものになっていくことを目指し、「佃・月島の魅力の再発見」「先人の知恵や思い」を知るきっかけづくりとする。
インタビューの内容は順次ホームページで紹介するほか、公共施設等での関連イベントも企画していく。また、まるごとミュージアムにも参加し、「オーラルヒストリー・ビデオマップ」を利用した町歩きガイドを行うほか、上映会を町内会の集会などで実施する。さらに、教育現場でのマップの活用も模索していく。
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実施時期 |
2020年4月~2021年3月 |
実施場所 |
月島・佃島周辺 |
(注)実施時期・場所については、変更になることがあります。
総合評価
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評価
目的 |
自分たちが住むまち佃島と月島、そこに長年住んでこられた方々の「生活史の記憶(オーラルヒストリー)」を通して、わがまちへの理解・愛着を深め、世代間交流を育み、互いに支え合い助け合うコミュニティやまちづくりにも活かしていく。 |
内容 |
昨年から引き続き新しいバージョンの「月島路地マップ」の完成度をより高めるとともに、「佃島・月島の魅力の再発見」「先人の知恵や思い」を知るきっかけづくりになるような映像作品群の制作に取り組んだ。
また、佃島・月島に生まれ育った方へのインタビューを順次ホームページで紹介するほか、まるごとミュージアム2020(令和2年11月8日(日)開催)に参加し、ビデオ上映会や講演会を開催(参加人数16名)し、長屋体験やAR動画付きマップを使った路地歩き(同人数10名)を実施した。
また、令和3年2月13日(土)に月島区民館で「心に残る・未来に残したい記憶 佃島・月島百景ビデオ上映会」を開催した(参加人数:延べ95名)。
さらに、今年度は本事業の発展形として、月島長屋学校や地域住民と連携して「地域雑誌 佃・月島」創刊号を制作、発行した。
実施日及び会場等
〈主な事業〉
1 実施期間 令和2年4月1日~令和3年3月31日
2 実施場所 月島、佃周辺
事業経費 ¥2,105,839(補助金:¥1,500,000) |
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審査会の評価 |
- 3年間に渡り佃島・月島に生まれ育った方にインタビューを行い、ホームページで「佃島・月島百景」として動画で配信した。また、製作したオーラルヒストリービデオマップを活用しながら、まるごとミュージアム等に参加し、ビデオ上映会、講演会、路地歩き等を行った。こうした取組みはわがまちへの理解・愛着を深めるとともに、世代間交流を育み、互いに支え合うコミュニティまちづくりや地域の活性化に繋がっており、高く評価できる。
- 広報活動を積極的に行うことによって、ビデオ上映会などの取組みは着実に地域に浸透している。これまでの活動の成果の表れとして、写真や資料を提供してくれたり、インタビューに応じてくれる地元の方々が徐々に増えている。こうした今までの取組みを通じて、より幅広い年齢層の方に佃島や月島地域の生活史に興味や関心などを持ってもらうことができた。
- 大学の研究室と協力関係を築いたことや地域の方々と連携し「地域雑誌 佃・月島」創刊号を制作・発行に結びつけたことは、今後の事業継続に繋がる3年間の成果として、高く評価できる。
- 今後とも活動を継続し一層の広がりや深まりを目指すには、これまでの実績を土台に、地域文化を発信しながら地域の活性化やまちづくりに活かせる活動が財政的にも可能となる仕組みづくりに取り組まれることを期待する。
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ビデオ上映会等のチラシ
「地域雑誌 佃・月島」