文化創造・発信事業助成
心に残る・未来に残したい記憶「佃島・月島百景」
団体名 | 一般社団法人 和のたしな美塾 |
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概要 | 新しいバージョンの「月島路地マップ」の完成度をより高めることを目指すとともに、今回は歴史がいきづく佃島に焦点を当て、「佃島・月島の魅力の再発見」「先人の知恵や思い」を知るきっかけづくりとする。佃に生まれ育った方へのインタビューを順次ホームページで紹介するほか、公共施設等での関連イベントも企画していく。今後、中央区まるごとミュージアムに参加し、月島路地マップによる町歩きガイドのほか、学校教育でのマップの活用も模索していく。 |
実施時期 | 2019年4月~2020年3月 |
実施場所 | 佃・月島地域 |
(注)実施時期・場所については、変更になることがあります。
総合評価
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目的 | 自分たちが住むまち月島と佃島、そこに長年住んでこられた方々の「生活史の記憶(オーラルヒストリー)」を通して、わがまちへの理解・愛着を深め、世代間交流を育み、互いに支え合い助け合うコミュニティやまちづくりにも活かしていく。 |
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内容 | 新しいバージョンの「月島路地マップ(以下「路地マップ」という。)」の完成度をより高めることを目指すとともに、今回は歴史がいきづく佃島にも焦点を当て、「佃島・月島の魅力の再発見」「先人の知恵や思い」を知るきっかけづくりになるような映像作品群の制作に取り組んだ。また、佃・月島に生まれ育った方へのインタビューを順次ホームページで紹介するほか、まるごとミュージアム2019(令和元年11月4日(月・休)開催)に参加し、ビデオ上映会(参加人数13名)と路地マップによるまち歩きスポット巡り(同人数10名)を実施した。さらに、令和2年2月15日(土)に月島区民館で「心に残る・未来に残したい記憶 佃島・月島百景 ビデオ上映&講演・意見交換会」を芝浦工業大学地域デザイン研究室などの協力を受け開催した(参加人数:延べ88名)。そのほか、中央区をはじめ中央区社会福祉協議会や地元町会などが主催するさまざまなイベントにも講師として参加し、路地マップを活用した取組等を地域に広めていくことに努めた。 実施日及び会場等 〈主な事業〉 1 実施期間 平成31年4月1日~令和2年3月22日 2 実施場所 月島、佃周辺 事業経費 ¥1,729,033(補助金:¥1,200,000) |
審査会の評価 | ・築島125年の歴史を持つ月島は、今なお、古き良き時代の空気を伝えるまちである。今だからこそ残せるその原風景を映像等に記録するとともに、当時の写真資料等の紹介は、昭和初期から最近までの約80年にわたる生活文化史としても歴史的な価値は高い。 ・平成30年度開催のビデオ上映会のアンケートに寄せられた意見、要望などを参考に、オーラルヒストリービデオマップなどの成果物を活用した区民カレッジ(中央区主催)への参加やビデオ上映会などの取組みに対して、写真や資料を提供してくれたり、インタビューに応じてくれる地元の方々が徐々に増えている。こうした今までの取組みを通じて、より幅広い年齢層の方に月島や佃地域の生活史に興味や関心などを持ってもらうことができた。地域の方の協力のもと佃・月島の歴史的・文化的資源を再発見する取組みは、わがまちへの理解・愛着を深め、新旧住民や世代間の交流を進めるとともに、活力あるまちづくりに寄与するものであり、高く評価できる。 ・今後の活動に一層の広がりや深まり等を持たせていくためには、これまでの実績を踏まえ、地域文化を継続して発信するとともに、地域の活性化やまちづくりに活かしていくことができる仕組みづくりに取り組まれることを期待する。 |