文化団体活動助成

わがまちの三世代を越えて心をつなぐ音楽活動

団体名 NPO法人 中央区第九記念合唱団
概要 ベートーヴェン作曲・交響曲第9番の年末演奏会は、日本人により歌舞伎座で初演(昭和13年)された。その歴史を踏まえ、区民参加により歌舞伎座での再公演等を目的に、平成19年に本合唱団が設立された。その後同年12月に晴海トリトンスクエアで、翌年4月に歌舞伎座公演を挙行し、以降区内在住・在勤者等による三世代参加型の合唱団として、毎年晴海トリトンスクエア等で無料公演を開催している。
また、平成30年3月には、合唱団創設10周年を記念して制作したオリジナル組曲「-中央区賛歌-うたのふるさと・わがまち」等の記念公演を築地本願寺本堂で開催した。
今後は、この組曲を区立学校への出前コンサート等により広く発表し、わがまち中央区への理解・愛着心を深める活動に取り組む予定である。
実施時期 (1) 2019年12月末 中央区第九の会演奏会公演
(2) 2019年7~10月 出前コンサート・区内イベント等
実施場所 区内ホールなど

(注)実施時期・場所については、変更になることがあります。

総合評価

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評価

目的 「暮れの第九発祥の地」といわれる中央区で三世代参加型の合唱団として、三世代が心をつなぎ広げながら取り組むことを通して中央区の音楽的財産となることを目指す。
内容
ベートーヴェン作曲・交響曲第9番の公演等を目的に平成19年に設立。

同年12月に晴海トリトンスクエアで、翌年4月には「暮れの第九発祥の地」といわれる歌舞伎座で公演し、その後10年以上にわたり毎年暮れに、区内在住・在勤者等による三世代参加型の合唱団として公演(無料)を続けている。これまで三世代を越えた区民等が相互交流を図りながら、音楽力の強化とともに人材の確保と育成にも努めている。

実施日及び会場等

〈主な事業〉

2019トリトンスクエア公演  令和元年12月14日(土)

晴海トリトンスクエア 2階グランドロビー 特設会場

・月島第一小合唱団、佃中有志合唱団による合唱(児童33名、生徒70名)

・都立晴海高等学校合唱部による合唱(11名)

・中央区第九記念合唱団による合唱「ハレルヤ、グロリア」(104名)

・中央区交響楽団の演奏と中央区第九記念合唱団による合唱「第九」

(交響楽団69名)

観客数 約800名

 

事業経費 ¥2,159,175(補助金:¥400,000)

審査会の評価

・「暮れの第九発祥の地」といわれる中央区で、区内小・中・高等学校の児童・生徒の参加を得て、三世代参加型の合唱団として中央区交響楽団と一緒に公演した。地域にゆかりのある「第九」を使って区民等が気軽に合唱の楽しさや素晴らしさを体感できる機会を幅広く提供したことで、地域の芸術文化を広げ高めていく上で効果があった。

・三世代にわたる相互交流を図りながら、地元の小・中・高等学校とも一体となって合唱を作り上げていく取組みは評価できるものであり、音楽を通じての文化振興と地域コミュニティの形成に寄与している。

・三世代参加型の合唱団としての活動のさらなる充実に向けて、今後とも、小・中・高等学校等への出前コンサートなどさまざまな機会を通じて広く普及・定着を図られるとともに、若い世代の人材の確保と育成にも粘り強く取り組まれることを期待する。

公演会のチラシ

中央区第九の会 2019トリトンスクエア公演