創建1200年記念  特別展「神護寺-空海と真言密教のはじまり」関連文化講演会

令和6年7月17日から東京国立博物館で開催される創建1200年記念 特別展「神護寺(じんごじ)-空海(くうかい)と真言(しんごん)密教(みっきょう)のはじまり」に関連する文化講演会を、NHKと共催で実施します。

京都市の北西部、高雄に所在する神護寺は、紅葉の名所として古くから知られてきました。天長元年(824)、高雄山寺(たかおさんじ)と神願寺(じんがんじ)というふたつの寺院がひとつになり、神護国祚(じんごこくそ)真言寺(しんごんじ)(神護寺)が誕生します。高雄山寺は平安遷都を提案した和気清麻呂(わけのきよまろ)の氏寺で、唐で密教を学んだ空海が帰国後、活動の拠点とした寺院です。国宝「灌頂暦名(かんじょうれきみょう)」や国宝「両界(りょうかい)曼荼羅(まんだら)(高雄(たかお)曼荼羅(まんだら))」は、空海に直接関わる作品としてあげられます。また、神護寺の前身寺院にまつられていた国宝「薬師(やくし)如来(にょらい)立像(りゅうぞう)」は、平安初期彫刻の最高傑作で、寺外での公開は神護寺史上初めてのことです。本展は、空海と真言密教のはじまりの地、神護寺に伝わる寺宝の数々をご紹介するまたとない機会です。1200年を超える歴史の荒波を乗り越え伝わった、貴重な文化財をご覧いただける本特別展の見どころをご紹介いたします。

【申込期限:令和6年7月4日(木)必着】

開催日時:令和6年7月29日(月)午後6時50分

開演場所:日本橋社会教育会館ホール

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